退職後の生活費がわかると、老後に必要なお金が、いくら必要かがわかります。退職前の生活費と退職後の生活費は大きく違います。生活費はいくら??
把握できていますか?把握しておきましょう‼
家計・生活費を把握するのに、あまり細かいところまで把握しようとすると時間と手間がかかります。
目的は今の生活費がわかればいいので、おおざっぱで、ずぼらでいいのでスタートしてみましょう。
想定)夫婦2人、子ども1人。
60才から子ども社会人になり一人暮らし開始し、夫婦2人の生活。夫婦2人とも無職。
項目 | 50代 | ・・・ | 60才 | 退職後 | ||
子学生 | 子社会人 | 子社会人 | ||||
食費 | 家食 | 8.0 | 4.0 | 4.0 | ||
外食 | 3.0 | 1.0 | 1.0 | |||
小遣い | 3人分 | 10.0 | 5.0 | 3.0 | 退職後は、ほぼ0 | |
教育 | 学校・塾・仕送 | 5.0 | 0 | 0 | 子が社会人0 | |
通信 | 光ネット | 0.7 | 0.7 | 0.7 | ||
スマホ | 2.0 | 1.0 | 1.0 | |||
保険 | 生命保険 | 2.0 | 0 | 0 | 子社会人から死亡保険0、 高額療養費制度で十分 | |
傷害保険 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 火災、自転車障害 | ||
サブスク | 2.0 | 1.0 | 1.0 | |||
水光熱 | 電気ガス上下水 | 2.0 | 2.0 | 2.0 | ||
(注)臨時 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | (注) | ||
1カ月生活費 | 40.0万円 | 20.0万円 | 18.0万円 | |||
1年間生活費 | 480万円 | 240万円 | 220万円 |
(注)臨時
年1回支払いの固定資産税・自動車税・車保険・NHK・クレジットカード年会費などを、月平均にした金額。
この程度の費目分類で分類別の金額を出して見てください。家庭でお金を把握している人がいればいいのですが、じつは、この分類別の金額を出すのが時間がかかる作業です。
銀行引き落とし額、クレジットカード明細、レシートなどをチェックし、1つ1つの分類項目をつぶす方法で進めてもらうと確実に終わると思います。
でも、手間と時間をかけず行うのがポイント。1円単位ではなく5千円、1万円単位で計上すれば楽です。
大きく生活スタイルの変化がなければ、その後の金額も大きく変わらないので1度試算すれば、その後は、少しの修正、少しの時間で作業完了するので、のちのち楽です。
この生活費の見込みがわかれば、おおよその老後生活に必要なお金がわかってきます。